PLAUD NOTE をレビュー｜ChatGPT搭載で文字起こしから要約まで！超時短なAIボイスレコーダー

どうも、ひで（ @hidetoshitwitt ）です。

僕の主要な業務の1つは、ウェブを介したコンサルティング。日々、複数のクライアント様とコミュニケーションアプリでの会話に時間を投じています。

成果を挙げるクライアント様の声を聴くことは僕にとっても大きなモチベーション。

ただ、そのためには、クライアント様ごとに異なる今後の予定や進捗、抱える問題点などを常に把握しなければいけません。

そこで必要になるのが、日々の莫大なミーティングや会話内容の振り返りと整理・記録。

本記事でレビューするAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE（プラウドノート）」はChatGPT-4連携によって、会話内容の録音、文字起こしだけでなく、その長大な会話内容をあっという間に「わかりやすい要約」にまでまとめてくれる超時短ツール。

先行販売では7万名を超えるユーザーと15億円を超える売上を獲得し話題となったPLAUD NOTE。

対面での会話だけでなく、スマホでの通話内容、自分用のちょっとしたボイスメモなど、あらゆる音声が一瞬にして「正確な文字起こし＆わかりやすい要約」へと早変わりします。

さらに本記事公開後も、GPT-4oに加え、Claude 3.5 Sonnetの搭載や、新機能「Ask AI」、様々な機能の改善など多数のアップデートが実施されています。

AI？ChatGPT？ なんだか難しそうだと構えてもしまいますが、驚くほどの簡単操作で、使いこなせるのも嬉しいポイント。

本記事では「PLAUD NOTE」の特徴や機能、実際の使い勝手などを、デメリットなども交えつつ、わかりやすく紹介します。

日々の業務の改善や生産性の向上への一助となれば幸いです。

本記事は Nicebuild LLC 様より製品の提供を受け作成しています。一部の画像は許可の元、使用しています。

新型iPhoneのAI機能よりPLAUD NOTEがおすすめな理由

（追記 2024/10/14）

2024年に登場した新型のiPhone16シリーズ。その目玉機能の1つがApple独自の生成AI機能「Apple Intelligence」。

iPhone純正のメモアプリや電話アプリでは、音声の録音、書き起こし、要約などができるように。

そんな中でも、PLAUD NOTEはビジネスシーンに特化したプロフェッショナルなツールとして、スマホアプリとは異なる便利な機能や特徴を備えます。

もちろん、「Apple Intelligence」も、さらなる機能追加や強化が行われるはず。が、それ以上のペースでアップデートを続けているのが現在のPLAUD NOTE。

PLAUD NOTEには今後も専用ツールとして、他社のAI機能やサービスに負けない進化を続けて欲しいものですね。

Ask AI｜さらに強力なAIアシスタントへ

「ワンタッチ録音 → 高精度な文字起こし → 素早く要約」を簡単操作でこなしてくれるPLAUD NOTE。

新たに追加された「Ask AI機能」によって、PLAUD NOTEはより強力なAIアシスタントへとアップデートしました。

以下の動画は「Ask AI機能」を用い、会議内容の要約から「To-Doの作成」と「改善案を質問」する様子を収めたもの。

「Ask AI機能」とは？
録音した会議内容などの音声データから必要な情報やアイデアを見つけ出し、その課題や問題を解決に導いてくれる機能。

アプリの「要約結果」画面のボタンをタップするだけで、AIがユーザーの要望を素早く分析し、回答を提案してくれます。

レビュー｜PLAUD NOTEが神ツールになるこれだけのメリット

「PLAUD NOTE」は以下のような特徴をもつ高機能なAIボイスレコーダーです。

OpenAI＆ChatGPTの技術を活用することで、通話や会話の録音だけでなく、57カ国に対応する「文字起こし」や、その内容をひと目で把握するための「要約＆マインドマップ」までを一瞬で生成可能。

これまで多くの時間を費やしてきた資料作成の時間を大きく削減。その時間をより生産性に直結するタスクに充てることが可能になります。

ここではPLAUD NOTEが神ツールである理由を次の3つのポイントから解説します。

めっちゃ薄くて小型

「PLAUD NOTE」は名刺より少し小さめのいわゆるカードサイズなガジェットです。

そして、めちゃくちゃ薄い。

専用ケースと組わせれば、いつもiPhoneといっしょに持ち運べます。

それの何が良いのかと言うと・・

慌ててメモ帳を探したり、準備する必要は一切なし。これだけでもある種、超時短なツールと言えなくもないですね。

めっちゃ使える高機能

もちろん、肝心なのはボイスレコーダーとして、どれだけ機能してくれるのかです。そして、この点こそが「PLAUD NOTE」の真骨頂。

もう少し詳しく確認します。

OpenAIの文字起こし機能である「Whisper」を用いた文字起こし機能。その高度なアルゴリズムによる正確なテキスト変換は特筆もの。

正確であると同時に、会話中に挟まる「えー、あー」など不快なフィラーは自然と排除してくれています。

マイナーな固有名詞などは少々つらいケースもありますが、メジャーなものであれば、無難に対応してくれますね。

ChatGPT-4oによる要約機能。これ、コンサル中にはもうメモを取らなくて良いと確信できたレベルの優れもの。

要約の形式は複数のフォーマットから選択可能です。

また、上記の要約をベースとしたであろうマインドマップも同時に作成してくれます。

メモを取る、内容を把握＆整理する、ドキュメントを保存するなど、時間が取られる事後の作業の大部分をショートカットできる。これがPLAUD NOTEを導入する最大のメリット。

特に僕にとっては「要約」こそがメイン機能。

普段のコンサルでは、1時間、2時間以上ぶっ通しで会話を続けることもざら。文字起こしのテキストだけだと、その振り返りが少々つらい。

それが、この要約を確認することで、振り返りとその整理の時間をサクッと短縮できるように。超時短。

社内用の議事録やドキュメントを作成するのでであれば、それぞれのフォーマットに整える必要はあるかと思います。ただ、しっかり整理された要約と文字起こしのテキストはすでにあるわけですから、議事録の作成時間も大きく短縮できるはず。

僕の様に自分で仕事している方、フリーランスの方などが自分用の記録としてドキュメントを残すのであれば、基本、そのままでも大丈夫。

5月にはウェブ版アプリ「PLAUD WEB」も登場。

PCからでも音声やテキストファイルの管理や編集が行えるように。

文字起こしや要約テキストの編集、フォルダの整理などは、スマホでチマチマと行うよりも、パソコンで進めた方がはるかにスムーズです。

めっちゃ簡単＆スピーディー

そして、これらの機能がすべて、簡単操作でスムーズに行える。これも「PLAUD NOTE」の嬉しいメリット。

以下はPLAUD NOTEを使用して、音声の録音、文字起こし、要約＆マインドマップ生成を行う様子を撮影したものです。

デバイス側の操作はモード切替のスイッチと録音ボタンのオンオフだけ。

対面の会話などで使用する「通常モード」。

スマホでの通話を録音する「通話モード」。

アプリでの文字起こしや要約生成もボタンをタップするだけの簡単操作。

一度、文字起こしを実行したファイルにはAIがいい感じのタイトルをつけてくれます。未実行のファイルには収録日時が記載されます。

要約のフォーマットは現在、「通話録音」「会議記録」「スピーチ」などの全11種。初期の5種から増えているようなので、今後も追加、変更などあるかもですね。

文字起こしに掛かる時間はびっくりするくらいにスピーディー。

実際に時間を計測してみました。

上記は93分の音声ファイルを文字起こしした際のもの。93分がわずか1分34秒。

が、実はこれ。少し目を離してしまい、文字起こしが完了した瞬間を見逃した時のもの（そんなに速く終わるとは思っていなかったので・・）

実際はさらに速かったということですね。ということで、あらめてもう一度。

51分のファイルの文字起こしをわずか40秒ほどで完了してしまいました。

処理速度については環境やスマホのスペック等によっても左右するかもしれません。ですが、おおよその目安にはなるかと思います。

感想｜PLAUD NOTEのここは気になる・・

一瞬にして、自身の業務ルーティンに組み込まれることになった「PLAUD NOTE」。

すでにそのくらい気に入っているし、活用もしているツールですが、解決済みのものを含め、いくつかデメリットというか、ちょっとした気になる点も。

バッテリー残量がわかりづらい

バッテリー残量、わかりづらい。もしかすると見をとしてる？

PLAUD NOTEは薄型ボディながらも、400ｍAhのバッテリー容量を備え、最大30時間もの連続録音に対応しています。

普通に使用している分にはまず途中でバッテリー切れを起こすことはないとは思います。が、より安心してクライアント様とのやり取りに集中するためにも、バッテリー残量の表記についてはもう少しわかりやすいと助かります。

アップデートでバッテリー残量問題も解消

（追記 2024/05/27）

5月22日ごろに実施された大型アップデート（PLAUD APP 2.0）にて、上記の問題も無事解消。

今回のアップデートではその他に以下のような改善・強化が行われています。

文字起こしの時間は大丈夫？

PLAUD AIのメンバーシップでは「毎月10時間の文字起こし時間」をはじめとした、すべての機能が開放されています。

PLAUD NOTEお試しのご提案を頂いた際、僕の用途ではこの10時間を少々厳しいか、という懸念もありました。10時間はコンサル5,6回分。その他の用途でも使うとなるとやはり厳しい。

が、確認してみたところ、文字起こしの時間に関しては追加で購入できるとのこと。

その価格は「2時間で400円」。この有能な秘書がこの価格で使えるという。

文字起こし時間への懸念については無事解消です。

機能要望｜これができるともっと使える？

先のバッテリー残量とあわせ、いくつか機能要望も。すべてスマホ＆ウェブ版アプリへの要望です。

音声ファイルを分割できたら、ファイルの管理の効率化のほか、不要な文字起こしの時間消費も減らせそう。一括置換については、他のテキストエディタにコピペして対応しています。

この様に細かな要望はいくつかありますが、デメリットらしいデメリットはほぼなしです。バッテリー残量についても今のところ実害はないですし。

概要｜AIボイスレコーダー PLAUD NOTE

「PLAUD NOTE（プラウドノート）」は世界初のChatGPT-4連携のAIボイスレコーダー。簡単操作で会話や通話の録音＆文字起こし。さらに、ChatGPT-4による効率的な要約機能で会話内容の整理や振り返りのための時間も短縮。日々の業務の大幅な生産性向上に貢献します。

付属品＆同梱品

しっかりと日本語にローカライズされたわかりやすい説明書。

MagSafe対応のiPhoneに取り付けるための専用のマグネット吸着ケース。カラーは「ブラック」。MagSafe非対応のスマホのお使いの方には、MagSafeリングも付属しています。

オプションで「ブラウン/ライトブルー/グリーン」のいずれかのケースも購入可能。

充電ケーブルは専用規格となっています。

先のケースにセットしたまま充電可能。

メンバーシップ

PLAUD NOTEには文字起こしや要約ができる2つのAIメンバーシッププランが用意されています。

機能	スタータープラン	プロプラン
料金	無料	1200円/月 ※年間課金の場合
文字起こし時間	毎月300分	毎月1200分
要約テンプレート	13種類以上	21種類以上
カスタムテンプレート
全データベースAI検索機能 「Ask AI」
要約のAI分析＆自動要約
発信者識別＆AI人声強化
音声インポート＆トリミング
無期限クラウド同期ストレージ

製品仕様｜PLAUD NOTE（プラウドノート）

ブランド	PLAUD（プラウド）
製品名称	PLAUD NOTE（プラウドノート）
サイズ	8.56×5.41×0.29㎝
重量	30g
カラー	ブラック/シルバー/スターライト
マイク	MEMSマイク×2　VCS骨伝導チップ×1
最大集音効果範囲	約10m
バッテリー容量	400mAh
連続録音時間	最大30時間
最大保存時間	約480時間
保存容量	64GB
接続方法	Bluetooth/マグネット式ケーブル
製造国	中国

OpenAIのAPIを使用し、ユーザーの情報は暗号化し厳重に保護され、学習には利用されません。Googleの情報セキュリティポリシーに準拠して開発されております。
・プライバシー保護ポリシー第2条：https://openai.com/policies/privacy-policy
・データ処理について 第五条：https://openai.com/policies/data-processing-addendum

まとめ｜日々の業務に革命を起こす超時短なAIボイスレコーダー

本記事ではオールインワンな働きをみせてくる確信的なボイスレコーダー「PLAUD NOTE（プラウドノート）」をレビューしました。

普段から会議やミーティング、クライアント様とのやり取りなどの整理に時間を取られているなら、試してみてまず損は無いはずです。

すでに何かしらのボイスレコーダーを使用している方や、文字起こしなどの作業をこなしている方にとっても、次のステップアップアイテムとして最適なはず。

一方、ChatGPTを使用していることもあり、すべての機能を活用するためには有料のメンバーシップへの加入が必要。（3ヶ月間無料特典あり ※記事執筆時点）

そういう意味では、趣味での使用も可能ですが、業務用途での活用を考えている方がメインターゲットになるのではないでしょうか。