こんにちは、ひで(@hidetoshitwitt)です。今日もひとりキーボード叩いてます。
HHKBを叩き続けるためには欠かすことのできないパームレスト。
せっかくなら、より所有感を満たすアイテムでモチベーションを高めたいものです。
本記事でレビューするのはバード電子の「セパレート型ウッドパームレスト(WP-90-WN)」。HHKBユーザーには強くおすすめしたいパームレストです。
無垢のウォールナットを素材にオイル仕上げされた表面中央に位置するBIRDとHHKBロゴの刻印。
強烈に所有欲を刺激する分離タイプの木製パームレストです。
年末年始を乗り切った自分へのご褒美として購入してみました。
購入に踏み切るまでに少々時間が必要だったのは事実。ただ、いざ使ってみるとその所有感のみならず、機能性においても満足度の高い製品でした。
ですが、価格以外にも1つ2つ気になったことも。その点もあわせて僕のお気に入りのパームレストを紹介します。
バード電子 セパレート型ウッドパームレスト
WP-90-WN
セパレート型ウッドパームレストの本体外観と同梱物
最初にバード電子のセパレート型ウッドパームレストの外観および同梱物の確認から。
ウォールナットに流れる木目とレーザー刻印
コンパクトな箱の中からまず現れるのは、こちらもコンパクトな2枚のセパレート型のパームレスト。落ち着いた大人なデザインにテンションが高まります。
無垢のウォールナットを素材にしたオイル仕上げの表面に浮かぶ木目の流れが美しく、その手触りも相まって作業中にもある種の落ち着きのようなものを与えてくれます。
また、パームレスト両面にレーザー刻印されている「HHKB&BIRD」のロゴが目を引きます。こちらは逆に気分を上げてくれますね。
このレーザー刻印。HHKBユーザーにはたまりません。
ゴム足は高低の2セット
高低と高さの異なる二種類のゴム脚が1セットずつ付属しています。
パームレストの裏側の四角に貼り付けて使用します。
装着時の高さは以下。
- 高:17.5mm
- 低:15.5mm
使用しているキーボードなどの環境にあわせて高さを変更できるのは高評価です。HHKBと合わせるなら高い方のゴム脚を使うことになるはずです。
ただ、予備のゴム脚が付属していないのは残念。紛失などへの不安は残ります。
とは言え、今のところゴム脚の接着に不安を感じることはありません。杞憂で終わればよいのですが。
セパレート型ウッドパームレストの使用感
上記の通りデザインについては申し分なし。その他の使用感についても詳しくご紹介します。
しばらく使用して感じたのは、デザインのみならず携帯性や機能性においても優れた製品であるということ。
これまで永らく使用してきたFILCOの「分割リストレスト(パームレスト)」と比較しつつ見ていきます。
軽量&コンパクトで抜群の携帯性
FILCOのパームレストと比べて、90×80mmと非常にコンパクトなサイズ感が持ち運びの際には威力を発揮します。
90×80mmというのは2つ重ねても普通に手のひらに収まるサイズ感です。
適当にカバンの中に放り込んでおいても邪魔にならないのは当然のこと。場合によっては上着のポケットなどにもおとなしく収まります。
重さは2つあわせて116g(ゴム脚込み)でした。さすがにこの重さを負担に感じることはないでしょう。
一方のFILCOのリストリストのメリットはウッドパームレストの半分以下の価格とクッション性による手首や肩、首などへの負担の軽減効果。
長く使い続けてきたこともあるのでしょうが、手のなじみという意味ではFILCOの方が一枚上手。
用途や作業環境などに応じて使い分けたいですね。
微妙にツライチに届かない高さ
使用開始した当初はパームレストの高さについては若干の違和感を感じました。HHKBに対して本当に微妙なのですが高さが足りません。
高さに関してはこれまでのFILCOはまさにぴったりツライチで快適でした。
公称で高さ17mmのFILCOのリストレスト。対して、こちらは高い方のゴム脚を取り付けた場合、「17.5mm」と0.5mm高い計算です。
ですが、実際使ってみるとバード電子のパームレストの方が逆に0.5-1.0mmほど低く感じます。
セパレートの強み
一般的な一体型のパームレストに対するセパレート型パームレストの強みは自由な配置で角度や距離などの細かな微調整が可能になることです。
肩や背中の筋肉への負担を軽減するためにコンパクトなHHKBのフォルムを活かした「(疑似)分割キーボード」を使って仕事をしています。そのため、セパレート型のパームレストは絶対的な必需品。
横幅の広いFILCOのリストレストと比べる手の動きなど、作業中の自由度は制限されます。
ですが、身体の調子にあわせてキーボードの位置を頻繁に微調整している関係上、手の置き場はどうしても感覚に依るところが大きいです。そのため、これくらいコンパクトなパームレストの方がホームポジションがずれずストレスがたまりません。
慣れればこれくらいコンパクトな方がかえって楽ですね。
ノートパソコンなどで「尊師スタイル」でHHKBを使用するなら、これはもうバード電子の「セパレート型ウッドパームレスト」一択です。
その際はこちらのアイテムもあわせて使用したいです。
たとえば、初めてのHHKB。
慣れないキーボードのホームポジションをしっかり身体に覚え込ませるのにもこのコンパクトなボディが力を発揮するはず。
この様に単なる「分離型」というだけでなく、 「コンパクトな分離型」であることのメリットも複数見つけることができるのではないでしょうか。
製品仕様
以下は公式による「セパレート型ウッドパームレスト(WP-90-WN)」の製品仕様です。
サイズ | 約80×90×13.5mm |
重量 | 約50g(1個につき) |
材質 | 天然木(ウォールナット) |
仕上 | オイル |
本製品は天然木材を使用しています。そのため重量や木目の見た目などの仕上がりは製品によって差があります。詳細は本記事で確認してください。
たとえば今回の軽量では左右それぞれゴム脚込みの重量が56gと60gでした。
木目のアタリ・ハズレはあるかもしれませんね。
セパレート型ウッドパームレストまとめ|価格で迷うなら「買い」で良し!
少々強気な価格設定にしばらく二の足を踏まされたものの、いざ手にしてみるとそれ以上の見た目と機能性。もはや手放せないアイテムとなったバード電子の「セパレート型ウッドパームレスト(WP-90-WN)」。
価格帯以外にも細々とした気になる点もありますが、そんな不満も簡単に凌駕するのがこの大人心をくすぐるデザインと所有感です。この点は本当に高評価。
特にオススメしたいのはこんな方。
なんと言ってもこの所有感!
すべてのHHKBユーザーに積極的におすすめしたい製品ですね。
一方、パームレストにそこまでデザインを求めない方、尊師スタイなどルのような用途までは不要という方にはよりコスパに優れたFILCOの分割パームレストがおすすめです。
コスト面だけでなくクッション性による手首や肩、首などの負担軽減も大きな魅力の製品です。長時間キーボードに触れる方も。
あなたにあった素敵なパームレストとので出会いで良いHHKB&お仕事ライフが訪れますように!