どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。
本記事で紹介する「Ulanzi L024 40W RGB COBビデオライト」は手のひらに乗るコンパクトサイズの撮影用ライト。
最大50Wの出力やバッテリー内蔵、RGB機能の搭載など、撮影の自由度を高める使い勝手のよい製品です。
通常40Wの出力もデスク上の物撮り用途なら充分なパワー♪
Ulanzi L024を活かすも殺すも、その軽量&小型によるポータブル性の扱い方次第。
いつもの撮影にしっかりと+αを追加できる多用途ビデオライト♪
これらの特徴をお手軽価格で手にすることができる。これも間違いなく本製品のメリットです。
ただ、その分、気になるデメリットの存在も・・。
本記事では「Ulanzi L024」の特徴や機能、実体験に基づくメリット・デメリットなどを写真や動画を交えてわかりやすくレビューします。
概要|Ulanzi L024 40W RGB COBビデオライト
結論|Ulanzi L024とは?
- これって何?:小型&軽量、Ulanziの手のひらサイズの撮影用ビデオライト。RGBフルカラーにも対応で、自在な色温度やカラーを作り出す。
- 誰におすすめ?:小物などの物撮り用ライトをお探しの方。ウチでも外でも気軽に持ち運べるライトが欲しい方。コスパ良いサブライトをお探しの方、など。
- 製品の良いところ:手のひらサイズの機動力。物撮りには充分なパワー。内蔵バッテリーで自由度高し。
- 製品の注意点:モバイルアプリに非対応。Bowensマウントに互換性なし(ミニBowensマウント互換)。
- どこで買える?:Amazon製品ページ
付属品&同梱品
- 40W GRB COBビデオライト
- リフレクター
- シリコンソフトラバーカバー
- DC充電器
- ベルベットバッグ
- 取扱説明書 等
65W出力のDC充電器。
Ulanziさんのビデオライトでは別売りのことも多いDC充電器。本製品のAmazonのUlanziストア購入分にはしっかり付属。
ミニBowensマウント規格に互換のリフレクター。
リフレクターは簡単装着。
リフレクターに取り付け可能なシリコンソフトラバーカバー(拡散ドーム)も付属。
光量を抑え、光を拡散させるディフューザーとして使用します。
日本語にもしっかり対応の取扱説明書。
仕様|Ulanzi L024 40W RGB COBビデオライト
ブランド | Ulanzi |
製品名称 | 40W RGB COBビデオライト |
モデル | L024 |
ランプビーズ | バイカラーCOBランプビーズ/RGB COBランプビーズ |
CRI | ≥95 |
色温度 | 2500-6500K |
ルーメン | 6500K @ 125%. 0.5m 9100ルクス(リフレクター使用) |
出力 | 通常モード:40W オーバークロックモード:50W |
照射角度 | 120° |
充電ポート | DC 19V/3.4 2A Type-C PD 65W |
バッテリー | 14.8V/3400mAh 50.3Wh |
稼働時間 | 最大輝度(50W)≥50分 最大輝度(40W)≥70分 最小輝度≥180 |
充電時間 | 約3時間 |
生産 | 中国製 |
レビュー|Ulanzi L024はここに注目
コンパクトさこそを強みとする撮影用ビデオライト。そのボディの中に詰まった性能はいかほどのものか?
「Ulanzi L024」の特徴や機能などの注目ポイントを以下の視点から紹介します。
- 携帯性
- デザイン&操作性
- 機能性
- 物撮りライティング
携帯性|手のひらサイズの軽量&コンパクト
手のひらサイズのコンパクトさと内臓のモバイルバッテリーで大いに機動力を高めた本製品。
その結果、生み出される幅広い活用シーンこそが最大の魅力♪
本体サイズは「8.5×8.5×10.5cm」と手のひらにも充分に収まるサイズ感。
そして、アルミ合金&高耐熱ABS素材を採用した本体はその見た目以上の軽量さ。
本体のみだと約494g。500mlのペットボトルより軽いです。リフレクター&拡散ドーム装着時でも約613gと余裕で片手で持ち運べる重さ。
内蔵のモバイルバッテリーの容量は3400mAh。フル充電にかかる時間は約3時間。稼働時間の目安は以下。
- 標準モード:約70分(Max:40W)
- 省エネモード:約180分
- オーバークロックモード:約50分(Max:50W)
また、携帯性に優れたL024はその軽量さもあり手持ちでの撮影も苦になりません。
ただし、グリップは付属しないので別途準備が必要です。
とは言え、よくあるコンパクトな卓上三脚で大丈夫♪
僕は以前、Ulanzi様に提供いただいた「Ulanzi MT-44 スマホ・カメラ三脚&自撮り棒」と組み合わせることも多いです。
デザイン|COBライト&操作パネル
「Ulanzi L024」前面のライト部分。中央には2重のビーズLEDを配置。
バイカラー用のCOBランプビーズとRGB用のビーズでCCTモード、RGBモードの2つの照明モードを演出。
ビーズLEDのまわりには円状にヒートシンクが並びます。
拡張用のアダプターは一般的なBowensマウントではなく、「ミニBowensマウント」を採用。
イマイチ馴染みの無い規格ですが、Ulanziでも複数のアイテムをラインナップしています。
僕も30cmのコンパクトなソフトボックスを購入して使用中♪
本体の上下左右にはヒートシンク用のホール。
本体底面には1/4インチネジ穴。
汎用性の高い規格のため、ライトスタンドを始めとした様々なアクセサリーを取り付け可能です。
ただし、Ulanzi L024自体には角度調整機能は備わっていません。その点、ライトスタンドの選択には注意も必要。
不安なら一緒にこんなライトスタンドを購入しても良いかもね!
我が家ではライトスタンドよりも、クランプと組み合わせて使用することが多いです。
本体後面のコントロールパネル。
- LEDディスプレイ
- CCT/RGB/FX 調整ノブ
- DIM/MAX 調整ノブ
- DC充電ポート
- Type-C充電ポート
- 電源スイッチ
使用中の照明モードや色温度、明るさなどを示すLEDディスプレイ。
各モードの切り替えや操作は2つの調整ノブで。
モードの切替や色温度、RGBなどの調節は左ノブ。明るさの調整は右ノブが対応します。
充電ポートはDCとType-Cの2つ。 充電しながらの使用も可能。Type-CポートはPD65W。モバイルバッテリーでの充電も可能です。
機能|3つの照明モード
「Ulanzi L024」は以下の3つの照明モードを切り替えることができます。
- CCTモード:2500〜6500kの色温度調節
- RGBモード:0〜359°の色相、0〜100%の彩度
- FX特殊効果モード:20種類の特殊シーン効果
CCTモード:色温度
CCTモードでは「2500〜6500k」の間で色温度の調整が可能。
「CRI95+/TLCI96+」と高い演色性♪
RGBモード:RGBカラー
RGBモードでは「0〜359°までの色相と0〜100°までの彩度」を調整可能。
様々なシーンにマッチした色合いを演出可能にします。
FX特殊効果モード:20種類
FX特殊効果モードでは20種類の特殊効果を再現可能。
以下、20種類のFX特殊効果モードを順次確認する様子です。
特に動画撮影での活躍に期待!
ライティング|物撮りで確認
先の各モードを使用する様子をもう少し詳しく。「Ulanzi L024」で物撮りする様子をイメージしてください。
以下はCCTモードで色温度を変化させる様子。
続いて、5600kにて明るさを1%から100%に。そして、オーバークロックモードの125%まで上げてみます。
40W最大の100%とオーバークロックの125%の差は実践でも少し分かりづらい印象です。
続いて、「5600k/100%」の状態で、「リフレクターのみ」と「リフレクター&シリコンソフトラバーカバー」での比較を。
シリコンソフトラバーカバーを装着した際は減光と同時に、シリコン色がけっこう出る感じです。
続いて、フルカラーに対応するRGBモードの確認を。
最後により柔らかい光を作るべく、天井バウンスを試します。
はたして40Wの出力でどこまで対応できるのか?
色温度を保ったまま、明るさを1%〜100%まで上げていきます。
さすがに太陽の光が降り注ぐとは行きません。ですが、40Wの出力ながらに天バンでも想像以上に使えるなという感想です。特にガジェット系の撮影とは相性良さそうな光量ですね。
ただ、料理その他、撮影対象を広げるなら、もう少し明るさがほしいのも本音です。
感想|Ulanzi L024のメリット&デメリット
「Ulanzi L024」を使用する中で感じたメリット・デメリットをまとめます。
コンパクトな40Wもパワーは想像以上♪ 同時にパワーの限界にジレンマを感じることも。
良い意味でも、悪い意味でもより高出力な撮影用ライトを試してみたくなりました。
メリット
特に気に入ってるのが以下の点です。
- コンパクトながら想像以上にパワーあり
- 手のひらサイズの高い機動力
- 内蔵バッテリーで高まる自由度
- 実用充分な色温度調整
- Type-C&モバイルバッテリーでの充電も
- ミニBowensアクセサリーの選択肢
屋外、屋内、ライトスタンドに手持ちでの使用。コンパクトさ、軽量さがもたらす機動力は様々なシーンでの活躍が期待できます。
バッテリー内蔵も高評価。思いつきの移動などでも即座に対応できるのは大きなメリット。
また、40Wという出力に想像していたよりもパワーには余裕あり。
デスク上での物撮り程度なら充分にこなすことができるスペックですね♪
デメリット
一方、以下については気になる点も。
- モバイルアプリには非対応
- 通常のBowensマウントには非対応
- ディフューザーの色味
「Ulanzi L024」はモバイルアプリには非対応。軽量さを活かし、天井付近に吊るすなど高所での使用も考えましたが、明るさの調整などが面倒で断念。
基本、手元でこそ活きる物撮り向き撮影ライトかと。
また、サイズの影響でしょうか、一般的なBowensマウントには互換性が無し。ソフトボックスやランタンなどの使い回しができない点にも注意が必要ですね。
まとめ|撮影の自由度を高める手のひらサイズのビデオライト
本記事ではそのコンパクトさこそが武器になる「Ulanzi L024 40W RGB COBビデオライト」をレビューしました。
物撮りや屋外での撮影、日々の撮影の+αなど活用シーンが多いおすすめ撮影ライト♪
- コンパクトながら想像以上にパワーあり
- 手のひらサイズの高い機動力
- バッテリー内臓で高まる自由度
- 実用充分な色温度調整
- Type-C&モバイルバッテリーでの充電も
- ミニBowensアクセサリーの選択肢
- モバイルアプリには非対応
- 通常のBowensマウントには互換なし
- ディフューザーの色味
これ1つで何でもできる!と言うにはパワー不足なのは否めません。
ただ、そのコンパクトさからくる抜群の機動力はあなたの撮影の幅を大いに広げることになるはずです。