どうも、ひで(@hidetoshitwitt )です。
2万円を切る価格ながらも、上位機種に匹敵する音楽体験とノイズキャンセリング性能を。
本記事で紹介する「EDIFIER NeoBuds Pro2」はそんなハイエンド級の活躍をしてくれるノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンです。
そして、驚いたのがNeoBuds Pro2の外音取り込み機能(アンビエントサウンド)。
まさかこの価格帯から、我がAirPodsProを超える外音取り込み機能を持つワイヤレスイヤホンに出会えるとは考えてもいませんでした。
僕の「お出かけ用イヤホン」の座をAirPodsProから奪い取った製品です♪
音質や外音取り込みも含めたノイキャンにかなり振り切った様にも見えるEDIFIER NeoBuds Pro2。ですが、それだけにとどまらないのが本製品のすごいところ。
一方、マルチポイント接続などの「足りないモノ」があるのも本製品。
本記事では「NeoBuds Pro2」を実際に使ってみた感想を中心に、その特徴やメリット&デメリットなどをじっくりレビューします。
- ハイレゾ対応の高音質サウンド
- 3段階に調整可能な強力ノイキャン
- AirPodsPro超えの外音取り込み
- アプリの多彩なカスタマイズ設定
- ドライバーと好相性なイコライザー
- 快適な装着感
- ハイエンド級の上質なデザイン
- マルチポイント接続には非対応 ※対応済
- ノイキャン使用時のバッテリー持続時間
- タッチ操作のパターンは少なめ
- ケースの汚れは目立つかも(ホワイト)
さらに進化した後継機も登場♪
概要|EDIFIER NeoBuds Pro2
「VGP2024金賞」圧倒的な高音質ノイズキャンセリングイヤホン「EDIFIER NeoBuds Pro2」。驚くほどの高音質やより強化されたANCノイズキャンセリングなど。ユーザーをハイエンド級の体験へと導きます。
付属品&同梱品
- NeoBuds Pro2 イヤホン
- 充電ケース
- Type-C充電ケーブル
- ポーチ
- イヤーチップ7種(XXS/XS/S/M/L/XL/XXL)
- 取扱説明書 等
EDIFIER NeoBuds Pro2には7種のイヤーチップが付属しています。
もはやフィットさせる気しか無い♪
ポーチも付属。実際、使用頻度は高めでありがたい。
説明書は3ページとシンプルですが、日本語の表記などにはとくに問題なし。
- 電源オン/オフ
- ペアリング方法(ペアリング/クイックペアリング)
- マルチポイント接続
- リセット方法
- 音楽の自動一時停止
- 充電方法
- 操作方法
マニュアルは専用アプリからも呼び出せるよ
製品仕様|EDIFIER NeoBuds Pro2
ブランド | EDIFIER |
製品名称 | NeoBuds Pro2 |
形状 | カナル型 |
Bluetooth Ver. | Bluetooth 5.3 |
ドライバサイズ | 高性能バランスドアーマチュア(BA型)ドライバー+10mm 大口径多層振動板ダイナミックドライバー |
コーディック | LDAC, LHDC, SBC,AAC |
再生時間 | ANC ON: 4時間(イヤホン) + 12時間(ケース) ANC OFF: 5.5時間(イヤホン) + 16.5時間(ケース) |
防塵・防水 | IPX54 |
重さ | (イヤホン単体)5.6g /(ケース)49.2g |
カラー | ブラック/ホワイト |
充電ポート | USB-C |
備考 | 専用アプリ対応/ゲームモード/360°空間オーディオ/装着検出機能/Google Fast Pair |
\ 特設ページ用クーポン:NBPRO210/
製品チェック|デザインもハイエンド級!?
高音質サウンドや強力なANCノイズキャンセリングによって最高の体験を届けてくれるEDIFIER NeoBuds Pro2。ここではその外観やサイズ感を中心にチェックを進めます。
今回はホワイトカラーを選択しました♪
デザイン・外観
なんとなく真珠貝を想起させるような独特な形状のNeoBuds Pro2のケース。
まず、このケースからしてハイエンド感が溢れます♪
背面にはEDIFIERのロゴと充電用のUSB-Cポート。
ワイヤレス充電には非対応
ケース前面にはLEDライト。
LEDライトのカラーはアプリより変更可能(全8色)。
マイカラーを設定すればより愛着が湧いてくるかも?
思わずなぞりたくなる手触りを生む表面処理が施されたケース。
ホコリは気にならないものの、汚れの付着は心配。持ち運ぶ際には同梱のポーチを使用したいです。
イヤホン本体は鋭角さと丸みが融合した作り込みを感じるデザイン。
ホワイトモデルは優しさも感じるデザインなんじゃないかなと
サイズ感・重さ
AirPodsProやEDFIER X3 Liteなどと比べ、一回り大きなEDIFIER NeoBuds Pro2のケース。
実際、手にするとかなりガッツリと握り込むような形になります。
一方、その大ぶりの見た目とは裏腹に、重さは実際よりもなぜか軽く感じます。
実測値は以下。
- イヤホン片側:6g
- ケース:49g
- トータル:60g
握りやすい形状とさらっとした手触りが、その軽さを演出しているのかも。手に馴染みます♪
レビュー|ハイエンド級の魅力が詰まるNeoBuds Pro2
ワイヤレスイヤホンNeoBuds Pro2。その強力なノイキャン性能と高音質なサウンドは間違いなくハイエンド級。
あえて足りないものをあげるなら、「マルチポイント接続に未対応」なことでしょうか?
が、それを逆手に、今回はiPhone、Androidだけでなく、PCやタブレットなど様々なデバイスとの組み合わせを、時間をかけて試しました。
本記事は極力、特定の環境によらないレビューとしています。
3段階の強力ノイズキャンセリング
最初に挙げるべきEDIFIER NeoBuds Pro2 の特徴。これは、間違いなく強力なノイズキャンセリング性能です。
- 「ワイドバンドマルチチャネルANC™」特許技術
- 最大-50dBのノイズカット
- 3段階のノイキャン強度調整
- 外音取り込みモードと風切り音低減モード
最大-50dBのノイズ低減を実現する「ワイドバンドマルチチャネルANC™」と、環境や好みに応じて3段階に調整できるANC強度。
NeoBuds Pro2は一般的なノイキャンイヤホンでは通しがちな人の声をしっかりと削るのが印象的。
最大強度なら、カフェでの隣席のおしゃべり声も一気に遠ざけてくれます♪
逆に最大強度で音楽を流していると家族や同僚の呼びかけをスルーしちゃうことも!?
環境に応じて強度を調整することは大切ですね。
また、ノイキャン強度を上げても音のクリアさは、かなりのレベルで維持できています。この点も高評価。
AirPodsPro超え?外音取り込み機能
ノイズキャンセリングといえば、外音取り込み(アンビエントサウンド)にも注目。これがかなり強力です。
AirPodsPro以上に好みの外音取り込み。これは嬉しい驚き♪
- 環境にあわせて3つのモードを切り替え
- 風切り音低減モード
外音取り込みモードも「ボーカルエンハンスメント/バランス/バッググラウンドサウンド」と環境や好みに応じた3つのモードを選択可能。
ボーカルエンハンスメントは常用するには若干の不自然さも感じます。ですが、バッググラウンドサウンドは本当に気持ち良い。
自分のまわり360°から自然と音が集まってきます♪
なんというか、映像作品の中心に立っているようなイメージです。
出かける際は、「バッググラウンドサウンド」に設定しておけば、もうそれだけで気持ちいい。誰かと会話するときは「バランス」が好みです。
外音取り込みを多用する方なら、もうこれだけでも購入する価値はあるかも?といえるクオリティです。
ノイズキャンセリングにしても、外音取り込みにしても、2万円以下のワイヤレスイヤホンでここまで頑張ってくれるなら、文句はないですね。
ただし、ノイキャン使用時のバッテリー持続時間は4時間とやや短め
音質|交差する重厚感と透明感
LDACやLHDC5.0のハイレゾ対応の高音質コーデック。最大192kHz/24bit再生を実現する環境が手元にあるなら、Bluetoothの粋を超える音質を最大限に楽しめます。
そして、すべてのユーザーにハイエンド級の感動を届けるのがBAドライバーと大口径ダイナミックドライバーのタッグが生む、重厚かつ明瞭なサウンドです。
- 「Hi-Res Wireless」認証取得
- ハイレゾ対応高音質コーデック「LDAC」「LHDC 5.0」
- Knowles社製ランスドアーマチュア(BA型)ドライバー
- 10mm 大口径多層振動板ダイナミックドライバー
Knowles社製ランスドアーマチュア(BA型)ドライバーが担う厚みのある低音が、ダイナミックドライバーのクリアな中高音をしっかり支えます。
ドラムやベースなどリズム隊の力強さと、しっかり刻まれるハイハット。良くも悪くも「ドンシャリ」と評されそうな音作り。ですが、破綻のない高音域が上手にバランスを整えてくれる印象。
このハイブリッドドライバー、試行錯誤したイコライザー調整にもしっかり応えてくれる。ここも高評価ポイントです♪
操作方法への要望
EDIFIER NeoBuds Pro2はタッチ操作を採用。イヤホンのパネル部分の形状もあり、操作性は良好。反応も良いですね。
ただし、操作パターンは左右それぞれに「2回タップ」「3回タップ」の3パターンのみ。
先のEDFIER X3 Lite同様に「1回タップ」には対応していません。また、NeoBuds Pro2は長押しにも未対応。
このタッチ操作については、EDIFIER NeoBuds Pro2の多彩な機能を操るには、少々窮屈さも感じます。
誤動作防止が目的なんでしょうが、「1回タップ」の使用/キャンセルはユーザー側で設定できれば、というのが本音です。
これだけ良好な操作性なんだから、というのもありますね。
ただ、NeoBudsPro2は既に外出時のメインイヤホンとして活躍中。普段はAppleWatchとペアリングしたiPhoneと組ませているので、操作は基本、AppleWatchで行います。
そういう意味では、AppleWatchやスマートウォッチユーザーさんにとっては、さほど問題にはならなそう。
むしろ、イヤホンの基本操作はAppleWatchで、NeoBudsPro2の独自機能はイヤホン側で操作する設定を組めば、ユーザーの用途に合わせたより自由度の高い操作パターンが完成するはずです。
抜群&安定の装着感
EDFIER X3 Liteでは少々強めの圧迫感が気になることもありました。が、今回のNeoBuds Proは快適の一言。
僕にとっては、ここもAirPodsPro超えのクオリティ♪
かと言って、軽いトレーニング程度なら、ズレたり脱落したりもありません。この点でも、外出用のイヤホンとしての安心感を高めます。
付属の7種類のイヤーチップもあり、抜群のつけ心地は多くの方が感じることになるはずです。
アプリ「Edifier Connect」
そんなEDIFIER NeoBuds Pro2ですが、専用アプリ「Edifier Connect」の多彩な機能や詳細な設定を調整すれば、より自分好みのイヤホンを作り出すことも可能。
- モード変更(ノイキャン・外音取り込み)
- シーンモード変更(音楽・ゲーム・空間オーディオ)
- サウンドエフェクト(プリセット)
- イコライザー調整
- ケースLEDライトのカラー変更
- 睡眠音楽
- 制御設定・タップ感度の調整
- 耳入検査(装着検出機能の設定)
- ヘッドホンを探す
- 電源オン/オフ
- 各種設定 など
特にイコライザーはプリセットの使用だけでなく、カスタマイズにも積極的に挑戦して欲しいです。
先の2種のドライバーなどイヤホン自体の性能もあり、ここは少々時間をかけてでも、試してみる価値はありますよ。
できれば公式からでも、サンプルの設定パターンなども公開して欲しい!
その他の注目機能など
EDIFIER NeoBuds Pro2はハイレゾ相当の高音質なサウンドと強力なノイズキャンセリング性能によって、ハイエンド級の使い心地を実現しています。
音質とノイキャンにかなり特化したワイヤレスイヤホンだね
とは言え、ゲームモードやヘッドトラッキングなど、片側4個搭載のマイクなど、その快適さを高める他の機能や仕様にも抜かりはありません。
- 低遅延ゲームモード機能
- ヘッドトラッキング&没入型360°空間オーディオ
- 装着検出機能
- Google Fast Pair
- ヘッドホンを探す など
その中でも、ここでは次の2つについて。
装着検出機能の仕様が面白い
中でも、イヤホンの着脱を検出し、再生のオン/オフを自動で繰り替える「装着検出機能」。
特に、イヤホンを装着した際には即時再生ではなく、一度アラームを鳴らしてから再生を再開する仕様。これがなかなか便利です。
音楽を流しているときはさほど効果は無いのですが、オーディオブックを聴いている時などは、いったん再開の心構えができるのがいいですね。
マルチポイント接続には対応しないけど・・
冒頭の通り、マルチポイント接続じゃない点がNeoBuds Pro2の一番の残念ポイント。
ただ、ペアリング補助機能の「Google Fast Pair」には対応しているので、Androidユーザーにとってはある程度の利便性は保たれている感じでしょうか。
比較|先代 NeoBuds Proとの違いは?
EDIFIER NeoBuds Pro2には25周年の集大成作としてEDIFIER初のハイレゾ対応完全ワイヤレスイヤホンとなる先代モデル「NeoBuds Pro」も販売されています。
以下、先代からの進化&強化されたポイントなどを中心に2つのワイヤレスイヤンの違いをまとめています。
製品名 | Neobuds Pro2 | Neobuds Pro |
ノイキャン 深度 | -50dB | -42dB |
マルチチャンネル ANC | 対応 | |
空間 オーディオ | 対応 | |
ヘッド トラッキング | 対応 | |
装着検出 機能 | 対応 | |
対応コーディック | LHDC5.0、AAC、SBC | LHDC2.0、SBC |
ENC | 4マイク | 3マイク |
ドライバー | Knowles Ba + ダイナミック | Knowles Ba + ダイナミック |
通常価格 | 19990円 | 16999円 |
現在価格 | Amazon | Amazon |
さらに先に進んだコーディックによる音質の強化やノイズキャンセリング性能、空間オーディオや装着検出機能の追加など、予算が許すのであれば、新しい「EDIFIER NeoBuds Pro2」を選んでおけば間違いはなさそうです。
ただ、型落ちモデルとなった先代「NeoBuds Pro」は思い切ったセールの対象となることもあるはずです。音質やノイキャンなど、評価の高かった先代モデル。タイミングによってはかなりハイコスパなモデルとなるかもしれませんね。
EDIFIER NeoBuds Pro2がおすすめな人
もう1ランク上のノイズキャンセリングと音質を楽しみたい。EDIFIER NeoBuds Pro2は、あなたのそんな欲求に答えてくれるワイヤレスイヤホンです。
特にノイキャンはレビューしたように、さらに1ランク上の製品とも充分以上に張り合えるレベル。
そんなNeoBuds Pro2をおすすめしたいのはズバリこんな方♪
- カフェなど外で仕事や勉強する機会が多い人
- 色んな機能よりも音とノイキャン重視な人
- 高バランスなドンシャリが好きな人
- イコライザでの音作りが好きな人
- 1万円以下のイヤホンから次のステップに進みたい人
一方で、機能性や機能のバリエーションという面では2万円以下のワイヤレスイヤホンでもより充実した製品は少なくありません。
その筆頭がこちら。
が、それら便利機能以上に、没頭できる静寂空間と突き抜ける音楽体験を望むなら、この価格帯にはNeoBuds Pro2以上におすすめできる製品は見当たらないのかも。
まとめ|EDIFIER NeoBuds Pro2のメリット・デメリット
最高の音楽体験と強力なノイズキャンセリング性能と上質なデザイン。
本記事は上記においてハイエンド級の活躍を見せてくれるノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン「EDIFIER NeoBuds Pro2」をレビューしました。
イヤホン選びにおいてノイキャンと音質を重視したい方には強くおすめしたいです♪
- ハイレゾ対応の高音質サウンド
- 3段階に調整可能な強力ノイキャン
- AirPodsPro超えの外音取り込み
- アプリの多彩なカスタマイズ設定
- ドライバーと好相性なイコライザー
- 快適な装着感
- ハイエンド級の上質なデザイン
- マルチポイント接続には非対応 ※対応済
- ノイキャン使用時のバッテリー持続時間
- タッチ操作のパターンは少なめ
- ケースの汚れは目立つかも(ホワイト)
ただし、マルチポイントやバッテリー持続時間など、ある程度の割り切りは要求されることはあるかもしれません。
僕がNeoBuds Pro2の用途を「お出かけ用イヤホン」にしたのも下記のメリット・デメリットを踏まえてのもの。
- 強力なノイキャン性能と最高の外音取り込み機能
- 快適&安定な装着感
- 安心安全な防水防塵(IP54)
- マルチポイントじゃない(基本、単独デバイスで使用)
- 長時間作業には不向きなバッテリー時間
たしかに、足りない部分もあるのがEDIFIER NeoBuds Pro2です。
ですが、音質とノイズキャンセリグ性能にこだわる方にとっては非常に満足度の高いワイヤレスイヤホンであることは間違い無いでしょう。
この性能が2万円を切る価格で入手可能、すごい時代になりました♪